10月10日公開の映画『ATOM』の親子試写会が7日行われ、上映後には絶賛の声が相次いだ。
角川映画試写室で行われた親子試写会には、台風上陸をにおわす不穏な空模様にもかかわらず、『ATOM』を一目観ようと多くの親子が訪れた。ハリウッドと香港合作の“新生アトム”の一足早いお披露目に目を輝かせていた親子たちは、上映終了後10万馬力の笑顔で試写室から出てきた。
試写会終 了後実施したアンケートで本作を100点満点で評価してもらったところ、大人からは平均91点、子どもからは平均99点という高評価が得られ、大人にも観 るように薦めたいかとの親限定の設問には、全員が「はい」を選択した。「古いアニメーションの印象があったけれど、きれいな映像とキャラクターの表情がと ても繊細で驚いた」と語るのは、8歳のお子さんと来場した40代女性。漫画「鉄腕アトム」の絵は見たことがあるものの、アニメはこれが初めてだと語るお子さんは「全部面白かった」と笑顔で答えてくれた。
30代女性は、死んだ息子トビーを秘密裏に ロボットのアトムとして生まれ変わらせたテンマ博士とアトムの親子関係について「普通の人間の親子にも通じるものがあって、親子のきずなの大切さを改めて 考えさせられた」と述べ、「子どもに観せてよかった」と満足気。テレビアニメでアトムを観たことがある10歳のお子さんは「これまでとは違う新しいアト ム」と技・質共に高い本作を評価した。
親のほとんどが鑑賞前と鑑賞後では本作に対する印象が変わったと答え、 「ストーリーが子どもっぽいと思っていたけど、大人が観てもワクワクドキドキ」(34歳女性)「感動して涙が出そうになった」(31歳女性)と予想外の好 印象を抱いたことがわかった。また子ども用アンケートの感想欄には「アトムの心の強さと素直さに心を奪われました! 人間を見直しました」(10歳女子) 「子どもでも飽きずに座って観ていられた」(6歳男子)と太鼓判を押すコメントの数々が踊り、続編への期待も膨らませていた。日本生まれの作品が海外で映 像化されて落胆するのは多々あること。しかし手塚プロの意見を徹底して取り込んで仕上げられた本作に、それは当てはまらないようだ。
映画『ATOM』は10月10日より新宿ピカデリーほかにて全国公開
source: msn.jp
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